臍孔 |
さいこう |
巻貝 |
巻貝が成長するとき、巻の中心にできる孔。臍はへそのこと。 |
臍盤 |
さいばん |
巻貝 |
巻貝の臍孔にむかって軸から張り出し、臍孔の一部または全部をふさぐ。半月形ものが多い。 |
色帯 |
しきたい |
巻貝 |
色の帯。 |
軸唇 |
じくしん |
巻貝 |
内唇から水管溝に続く、巻貝の軸にあたる部分。 |
歯舌 |
しぜつ |
巻貝 |
巻貝やヒザラガイ、イカ、タコなどの軟体動物特有の食べ物をかみくだく器官。口の中のリボン状の膜の上に並ぶ小さな歯で、エサをけずりとる。 |
次体層 |
じたいそう |
巻貝 |
体層のすぐ上の層。 |
縦肋 |
じゅうろく |
巻貝 |
殻頂を上にして見たときの、たてまたは斜めの細いすじ。 |
縦張肋 |
じゅうちょうろく |
巻貝 |
縦肋が部分的に発達して太くなったり、盛り上がったもの。しばしば板状・トゲ状になったりする。 |
楯面 |
じゅんめん |
二枚貝 |
左右の殻を合わせ上から見た時、殻頂の後ろで細長くハート型に区切られた面。この中に外靭帯があり、しばしばへこんでいる。 |
小月面 |
しょうげつめん |
二枚貝 |
左右の殻を合わせ上から見た時、殻頂の前にできる小さなハート型の部分。 |
触手 |
しょくしゅ |
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下等生物の体の前端や口の周りなどにあって、自由に伸び縮みする突起物のこと。 |
真珠光沢 |
しんじゅこうたく |
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貝殻の内面に見られるツヤツヤした美しい真珠色。色がついているのではなく、うすい層が何層にも重なっているため、光の反射で色がついているように見える。 |
靭帯 |
じんたい |
二枚貝 |
貝の合わせ目を結合している、タンパク質でできたバンド。 |
靭帯受け |
じんたいうけ |
二枚貝 |
殻の内側にある靭帯を収める小さなくぼみ。弾帯受けともいう。 |
水管 |
すいかん |
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外套膜がくっついてできている管。 |
巻貝 |
一本の管で、呼吸のための水を取り込む。 |
二枚貝 |
二枚貝のほとんどは左右二枚の外套膜が部分的にくっついてできた二本の管をもっている。一本は呼吸とプランクトンなどのエサをとるため、海水を鰓に取り入れる管(入水管)。もう一本は排水用の管(出水管)。 |
水管溝 |
すいかんこう |
巻貝 |
殻口の下部分が細くなり、管状になった部分。 |
成貝 |
せいがい |
  |
大人の貝。 |
成長線 |
せいちょうせん |
二枚貝
と
笠貝 |
殻頂から同心円状に広がる、ごく細いすじが成長線。太くなるにつれて成長脈→成長肋とあらわす。輪脈、輪肋ともいう。 |
成長脈 |
せいちょうみゃく |
成長肋 |
せいちょうろく |
成長線 |
せいちょうせん |
笠貝
以外の
巻貝 |
殻頂を上にしたときの、たてまたはななめの細いすじ。タマガイ類の表面に見られる細いすじも成長線。 |
成長輪 |
せいちょうりん |
二枚貝 |
殻頂から同心円状に広がる成長線・成長脈・成長肋が、高くなったり幅が広がっているすじ。 |
瀬棚層 |
せたなそう |
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今から約160〜80万年前(地質時代区分では前期更新世)、道南一帯に堆積した泥・砂・礫(石ころ)の地層。固結度(固まり具合)は弱く、層の厚さは200〜400m。たくさんの海の生物の化石を含む。 |
絶滅種 |
ぜつめつしゅ |
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今はもう世界のどこにもいない種。 |
前縁 |
ぜんえん |
二枚貝 |
殻の前部の一番せりだした部分。 |
前耳 |
ぜんじ |
二枚貝 |
ホタテ貝の多くに見られる三角や「つ」の字型につきでた部分のうち、殻頂より前方にある部分。(後方にある→後耳) |
前背縁 |
ぜんはいえん |
二枚貝 |
殻頂と前縁の間。 |
足糸 |
そくし |
二枚貝 |
一部の二枚貝がもつ、体内から分泌する細い糸状のもの。この糸で貝殻を岩や小石に付着させる。 |
足糸湾入 |
そくしわんにゅう |
二枚貝 |
一部の二枚貝で、殻のふちが小さく弓型にくぼんで、足糸を出す部分。 |